昨今、各地の工事入札において、PG工法と「同等」と称する工法の採用が増加しております。当協会が推奨するPG工法は、チャッキング工法の中でも、掘削から引抜き注入までを専用の施工管理装置を用いた一元管理を行い、確立された注入管理や使用する充填材などに厳しい基準を設けることで、高い工事品質を実現するものです。
しかし一方でPG工法と「同等」と称する他のチャッキング工法には、これら厳密な管理規定や、実証実験などによる裏付けに欠ける工法が存在しており、工事品質について大きな懸念が持たれるケースが発生しております。当協会ではこれら「同等」の工法について、協会が推奨するPG工法とは、工事品質その他あらゆる面で無関係であり、協会として何ら責任を負うものではないことを表明致します。
発注者様におかれましては、チャッキング工法という大きな枠組みだけで、安易に「同等」と見なすことはせず、期待できる工事品質について、より厳格なご裁定をしてくださることを強く希望致します。
一般社団法人日本杭抜き協会 事務局