既存杭の撤去・処理に関連するグランドデザインの創造を目指して

一般社団法人日本杭抜き協会は、持続可能な地域・地盤環境の創造に向けて、社会的良識を持って自主的に行動します。

●標準工法の制定と認定
既存杭引抜き工事を取り巻く環境は今大きく変わろうとしています。全国各地に広く普及されている「輪投げ工法」は、約40年もの間大きな技術革新もなされず施工され続けており、未だ杭の地中残置や埋戻し不良の問題が解消されず、それらに伴う訴訟などに発展するケースも年々増加傾向にあります。
昨今、より多くの技術者が真剣に既存杭引抜き工事と向き合い、「輪投げ工法」の限界が囁かれています。一方で杭の地中残置や埋戻し不良といった問題を大きく軽減できるチャッキング工法が注目されるようになりました。しかしながらチャッキング工法においても、必要な施工プロセスや使用する材料、品質管理などについて理解が進んでおらず、厳密な管理規定や、実証実験などによる裏付けに欠ける工法が混在し、その工事品質・埋戻し品質には施工業者により大きなバラツキが生じているのが現状です。
そこで、日本杭抜き協会では従来より研究開発を続けて参りました「PG工法」を協会推奨工法として位置づけ、チャッキング工法の標準工法とし、そのさらなる改良・高度化に務めると共に、「PG工法」の概念や施工ノウハウなどを会員企業に習得していただき業界に広く普及させると共に、チャッキング工法の正式な認定機関として活動することで、既存杭引抜き工全体の技術向上・品質向上に資することを主な行動目的とすることに改めました。また、「PG工法」は、チャッキング工法の標準工法として広く普及なされるために、特許権者がその権利を放棄し一般工法として生まれ変わりました。
協会が推奨する標準工法「PG工法」は、チャッキング工法において、掘削から引抜き注入までを専用の施工管理装置を用いた一元管理を行い、注入管理や使用する充填材などにも厳しい基準を設けることで、高い工事品質を実現する事を目的とした唯一の確立された工法です。「PG工法」がより普及され、標準工法となることにより、日本の既存杭の撤去・処理のグランドデザインと、持続可能な地域・地盤環境の創造に大きく資することができるものと考えております。

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杭抜きコラム