今後の既存杭引抜き工事はどうあるべきか?(標準:PG工法)
1事前調査
工事の前に事前調査が実施され、埋設されている杭の実際の配置や長さ、傾斜などが測定されます。
事前調査イメージ
2見積もり
打設当時の設計図などと共に、事前調査で判明した実際の杭の配置図を受け取ります。
調査図面で、たとえば「3本ますや4本ますの既存杭が下方で接近している」「杭の下方部分が隣の敷地に入っている」などの情報が明示されます。
このことでより確実な工法を選択でき、引抜き不能箇所も事前に判断できます。
結果としてより正確な見積もりが可能となり、さまざまなリスクを回避できます。
調査図面で、たとえば「3本ますや4本ますの既存杭が下方で接近している」「杭の下方部分が隣の敷地に入っている」などの情報が明示されます。
このことでより確実な工法を選択でき、引抜き不能箇所も事前に判断できます。
結果としてより正確な見積もりが可能となり、さまざまなリスクを回避できます。
3計画書
施工計画書は決められた指針に基づき作成されます。
計画書には既存杭引抜き工事の標準的・普遍的な項目が記載されたうえ、施工法や手順、管理方法、注入材の配合・使用量、施工機械などが明記されます。
計画書には既存杭引抜き工事の標準的・普遍的な項目が記載されたうえ、施工法や手順、管理方法、注入材の配合・使用量、施工機械などが明記されます。
4杭位置の確認
事前調査により、既存杭の位置が確実に分かるようになっています。
5杭の引き抜き
事前の調査図面により、杭の傾斜などが分かっているので、それに対処する削孔が可能となります。
引抜き工事は管理装置により一元管理され、深度、電流、流量、削孔軌跡などが記録、管理されます。
また「杭を引き抜いたら先端部がなかった」などの場合は、確認装置を使用して、地中残置の有無が確認されます。
引抜き工事は管理装置により一元管理され、深度、電流、流量、削孔軌跡などが記録、管理されます。
また「杭を引き抜いたら先端部がなかった」などの場合は、確認装置を使用して、地中残置の有無が確認されます。
杭抜き施工管理装置・画面イメージ
削孔軌跡-イメージ削孔軌跡図
6埋め戻し充填
施工管理装置を用いて、計画書にそった確実な充填が実施されます。
7引抜き孔の調査(確認)及び評価
工事完了後、引抜き孔の調査(確認)、評価試験が実施され、引抜き孔の地盤性状が報告されます。
8施工報告書の提出
報告書には以下のようなデータが記録され保管されます。
・削孔深度や削孔径
・注入配合や注入量
・管理装置の記録データ
・残置の有無
・削孔軌跡図(平面+断面)
・削孔深度や削孔径
・注入配合や注入量
・管理装置の記録データ
・残置の有無
・削孔軌跡図(平面+断面)
9土地の再利用の際は、上記の「施工報告書」をもとに新たな計画が立てられます。