基本理念と会員信念
基本理念の制定にあたって
一般社団法人日本杭抜き協会は、不要工作物として地下に存在する既存杭( 既存の地盤改良杭を含む) が地盤ならびに地盤環境に及ぼす影響と、それらの撤去・処理についての必要性・重要性を学術的に明らかにし、学・他協会をも含む社会へ積極的に啓発する。
また会員企業において研究開発を続けてきた「PG 工法」を協会推奨工法として位置づけ、さらなる改良に務めると共に、施工ノウハウを業界で広く共有し、同工法の正式な認定機関として活動することで、既存杭引抜き工全体の技術向上・品質向上に寄与するものとする。
また既存杭の撤去・処理にあたっては、建設技術者としての倫理観が最も重要であり必要となる。当協会は、既存杭の撤去・処理に関する建設技術者の倫理観を育み、その上で既存杭の撤去・処理に関連するグランドデザインを創造するための基本理念を制定した。
また会員企業において研究開発を続けてきた「PG 工法」を協会推奨工法として位置づけ、さらなる改良に務めると共に、施工ノウハウを業界で広く共有し、同工法の正式な認定機関として活動することで、既存杭引抜き工全体の技術向上・品質向上に寄与するものとする。
また既存杭の撤去・処理にあたっては、建設技術者としての倫理観が最も重要であり必要となる。当協会は、既存杭の撤去・処理に関する建設技術者の倫理観を育み、その上で既存杭の撤去・処理に関連するグランドデザインを創造するための基本理念を制定した。
基本理念
1) 将来にわたり持続可能な地域・地盤環境を提供
2) 高度な地盤環境修復技術の創造と開発
2) 高度な地盤環境修復技術の創造と開発
既存杭の撤去・処理関連事業者はこの基本理念にのっとり事業活動を行うにあたって、自らが、持続可能な地域・地盤環境への修復について最も重要な責任を有していると自覚するとともに、正確かつ適切な情報の提供に努めることが責務である。
一般社団法人日本杭抜き協会の設立にあわせて、既存杭の撤去・処理事業に携わる者として、その理念達成のための責務を全うするために会員信念を制定した。
一般社団法人日本杭抜き協会の設立にあわせて、既存杭の撤去・処理事業に携わる者として、その理念達成のための責務を全うするために会員信念を制定した。
会員信念
既存杭の撤去・処理に関連するグランドデザインの創造を目指して
一般社団法人日本杭抜き協会及び構成団体とその会員は、次の原則に基づき、持続可能な地域・地盤環境 の創造に向けて、社会的良識を持って自主的に行動する。
1 社会的責任の遂行
事業活動においては、既存杭の撤去・処理技術を地盤環境修復技術と認識し、安全・安心かつ確実な撤去・処理技術の開発を通じて、持続可能な地域・地盤環境の形成に努め、国民の豊かな生活基盤の実現に寄与できるよう、自らの責任と役割を自覚し行動する。
2 法の遵守と公正・透明かつ健全な事業活動、情報の開示
法令・社会規範を遵守し、公正・透明かつ健全な事業を行うとともに、事業情報を積極的に開示することにより、広く社会とのコミュニケーションを図る。
3 環境への配慮
既存杭の撤去・処理事業に携わる者の責務として、既存杭の撤去・処理が環境に与える負荷の大きさを認識し、省資源、省エネルギー、リサイクルの推進、自然環境の保全などに自主的、積極的に取り組む。
4 地域社会への貢献
地盤環境修復技術として既存杭の撤去・処理方法を提案し、将来にわたり有効に土地利用が図れる地盤環境を構築し、地域社会における良好な土地活用に貢献するとともに、既存杭の撤去・処理後の地域・地盤における災害発生時の防災・減災に貢献する。
5 技能・知識の研鑽と人材の育成
既存杭の撤去・処理事業を将来にわたって持続するため、それぞれの既存杭の撤去・処理方法が持つ特性、内在する問題点などを明らかにし、必要とされる新しい技術の開発に取り組み、蓄積・研究・開発した技術を次世代へ継承し、専門的な技能・知識の向上を図るための研鑽と人材の育成に励む。
6 適切な職場・現場環境の確保
既存杭の撤去・処理事業活動に関係する全ての従事者が、人権・個性などを尊重され、働きやすい職場環境が確保されるよう訴えかけるとともに、既存杭の撤去・処理現場の適切な職場環境を築くため、安全衛生や周辺に与える影響などには十分な説明と取り組みを行う。
7 責任と自覚
会員企業及び団体は、既存杭の撤去・処理方法を用いて持続可能な地域・地盤環境へと修復することを自らの使命と心得、率先垂範の上、本信念の周知徹底を図る。また内外の声を把握し、実効ある業務遂行体制の整備を行う。
本信念に反するような事態が発生したときには、自らが問題解決にあたる姿勢を内外に明らかにし、事実確認、原因究明、再発防止に努める。また社会への迅速かつ的確な説明責任を果たす。